トップページ > 遺言

遺言

遺言のすすめ

10年前には目新しかった

"「相続」を「争族」にしないために"なんて言葉、

あなたはもう耳にタコでしょう?


では、あなたはご存知ですか?

共有=共憂

相続財産をめぐる争いは増加の一途をたどっています。
家裁の扱う遺産分割事件は50年前に比して5倍以上に。

反対に、全国の公証人役場で作られる
遺言公正証書は、30年前に比して4.7倍に。
 (司法統計・日本公証連合会資料より)

この数値は何を意味するのでしょうか?

一つには、あなたのお父さんお母さんたちが相続をした時代から、時を経て、戸籍法改正以前の「家督相続」制度が意識から消え「均分相続」の考えが浸透した結果と言えるでしょう。「義務なき権利の主張」です。

二つ目は、民法が定める法定相続制度だけでは、いろいろなご家庭の様々な事情に対応しきれなくなってきているということです。

爆発的に増えているようでも、全国的にみると、遺言書を既に作成している人はわずかに16%、作成するつもりはない人は15%、書くかどうかわからない人が26%、書こうと思っているがまだ書いていない人がもっとも多く、43%(日経生活モニターによる調査)です。

Q うちに限って揉めるはずはない・・・そんなことしなくても・・・
A いいえ、あなたの亡くなったあと、ご家族は争って、ボロボロになるかもしれません。ご家族に安心と満足を差し上げて下さい。

Q 遺言なんてお金持ちのやることだから、うちなんて・・・
A いいえ、1000万~3000万のおうちでもっとも多く争いが起こっています。(特に家と土地、わずかな預金というケース)

遺言書の種類、作り方は、法律で定められています。
それ以外の方法で作成されたものや、口頭で言ったものは無効で、法的効力を生じません。かえって、紛争の種になってしまう可能性すらあります。
そのため、よく注意して作成する必要があります。

遺言書が必要な場合

  • 兄弟姉妹の仲が悪い(特に長男と他の兄弟姉妹)
  • 先妻・後妻ともに子がいる場合
  • 子供がいない場合
  • 離婚、死別、内縁の妻や認知子がいる場合
  • 離婚状態の配偶者
  • 特定の人に財産を多く相続させたい。自営業者の方、農家の方
  • 自宅以外に分ける財産がない、資産のほとんどが不動産の場合
  • 相続人以外に相続させたい人がいる(例:お世話になった嫁)

以上は、よく言われることですが、もう一つ

  • 経済的に苦しい相続人がいる場合

安定した職についていない、収入が少なく、持ち家もない相続人がいると、最低でも法定相続分を要求してきます。
すると、その要求が相続人間に伝染して、「じゃ、私も」と言い出し、まともな遺産分割協議がまとまりにくくなります。

仲が良さそうに見えるご家族でも、争いはおきます。

残されるご家族に安心を差し上げて下さい。

遺言は、あなたの亡くなったあとにキラリと光る

  • あなたの最後の意思表示
  • あなたの人生の集大成
  • 残される方への思いやりの心
  • あなたの意思を継ぐ方への、あなたからの最後の贈り物

将来のあなたの相続が円滑に行くように、
残されるご家族に是非、遺言をなさって下さい。


あなたが本当に望んでいること、それは、財産の分け方の指図ですか?

あなたが本当に望んでいるのは、本当は、あなたがいなくなっても残されたご家族が仲良くやっていくことなのではないでしょうか?

その方法を、一緒に考えましょう。

あなたの今までの人生を聞かせて下さい。

私たちは、あなたの最後の意思表示のお手伝いができることを大変誇りに思います。心を込めてあなたの遺言作成をお手伝いさせて頂きます。

フリーダイヤル まあるく なかよく いい相続

遠方の方や繋がりにくい場合は、電話:052-622-1114までお願いします。
メールでのご相談は、お問合せフォームからどうぞ!

遺言失敗例 その1

氏名は仮名にて実例を掲載許可いただいております。

~遺言を遺したことがかえって!?~

先日亡くなった加藤実さん(故人)は、奥さんの真理子さん、子供が二人(長男の一郎さんと次男の次郎さん)の4人家族でした。

加藤実さんは、次男の次郎さんが、中学校時代に悪い仲間にそそのかされてグレ始めてから、どうも折り合いが悪く、高校時代に家出してからは、まともに連絡もとれなくなってしまい、そのまま数十年が過ぎてしまいました。

反対に成績優秀、性格温厚、仕事熱心、親孝行の一郎さんは30歳で加藤さん夫妻の気に入る素敵な女性(和美さん)と結婚し、加藤さんの家の敷地の隣に家を建てて住んでくれました。可愛いお孫さんにも恵まれ、加藤さん夫妻は幸せでした。孫たちは高校生と中学生に。

その後、高齢になって弱ってきた加藤実さんと真理子さんご夫妻の面倒は、和美さんが全て看ることに。今どき珍しい「できた」お嫁さんです。一郎さんもとても感謝しています。

加藤さんは、長男一郎さんに「いつも和美さんに面倒をかけてすまない。妻ももう長くない。一郎さんに自分の財産を全て相続して欲しい」と言い、遺言書を作成し、その半年後に、安心したように亡くなりました。

ところが、お葬式直後に長年音信不通だった次郎さんが突然乗り込んできて、遺留分、つまり相続財産の8分の1は自分のものだと主張してきました。年老いた母真理子さんも、一郎さん、和美さんご夫妻も、チンピラのようになってしまった次郎さんにショックを受け、話し合いで解決しようとしました。

「おばあちゃん、あのおじちゃん、誰?や○ざみたい。なんか怖い」
「しっ! 向こう行ってなさい!!」

しかし、次郎さんは、サラ金に多額の借金があるなど、お金に困る事情があるらしく、少しも話し合いには応じず、結局裁判で争うことになってしまいました。

一郎さん一家は、もともと何十年も離れて暮らした次郎さんと、今さら仲良くしようとは、思いませんでした。しかし、それにしても、せっかく父親が残してくれた財産を、法律上の権利だからといって、当然のように8分の1を奪っていく次郎さんが憎たらしいやら、ずっと父の面倒を看てくれた和美さんに申し訳ないやら、母の真理子さんも一郎さんも憤懣やるかたなく、途方に暮れてしまいました。

結局、8分の1にあたる分をお金で渡すことになりました。裁判の途中で、母の真理子さんはショックのあまりなのか、寝たきりに。「金さえもらえば文句ない」最後にそんなことを言い捨てて去って行った次郎さんを、親父が見なくて済んで良かった・・・こんな風に自分に言い聞かすことしかできない一郎さんでした。

<<解決法 ~こうすれば防げたはず~>>

確かに、遺留分を無視した遺言書も無効ということではありません。相続人間で、その遺言内容に異議がなければ、問題はありません。

しかし、亡くなる方が法律の知識が不十分であったこと、私情が入ることにより、遺留分減殺請求権のことを考慮せずに遺言を残してしまい、他方相続人から、遺留分減殺請求権を行使されてあわてる、トラブルになるということは、大変残念なことです。

従って、遺言を残す際には、その後、相続人間で発生しうる様々な問題点をできる限りなくす「事前工夫」が必要です。

もちろん法律的には、遺言に対しての遺留分減殺請求権の行使を阻止する術はありません。

しかし、きたがわ事務所では、遺留分にあたる分の事前の贈与や、遺言書の中の法的効力はない「付言」の緩衝材的効用などを用いて、多くの方の最終的な意思を実現して参りました。

最後くらい、思い通りにしましょうよ。

なんでもお気軽にご相談下さい。

フリーダイヤル まあるく なかよく いい相続

遠方の方や繋がりにくい場合は、電話:052-622-1114までお願いします。
メールでのご相談は、お問合せフォームからどうぞ!

遺言失敗例 その2

氏名は仮名にて実例を掲載許可いただいております。

せっかく親父が遺言を残してくれたのに!

伊藤靖さんのお父さんとお母さん、伊藤博さんと玲子さんは80歳と71歳です。
二世帯住宅に、靖さん一家と6人で暮らしていました。

若い頃から「DO IT MY SELF」がモットーだったお父さんの博さん、20年前に、いろいろな本を参考にして自分で作成した遺言を残してくれているとのこと。

とは言え、さすがに高齢でもあり、ここ2、3年は入退院を繰り返し、体調にも不安を覚えているようでした。

実は、ご相談者の伊藤靖さんは、後妻の玲子さんの子供。腹違いのお兄さん、お姉さんである先妻の子供、裕司さんと佐和さんが、東京と福岡にいました。先妻のハナさんは、30歳代の若さで亡くなったのです。靖さんのお母さん、玲子さんは、後妻として入り、まだ小さい裕司さん、佐和さんの面倒をみてきたのでした。思春期の難しい時期、大変なこともあったようです。

弱ってきた博さんを甲斐甲斐しく病院に送迎していたお母さん。そのお母さんが、突然、お風呂場で倒れたのです。すぐ救急車で運ばれましたが、2週間後、突然亡くなりました。末期癌でした。手の施しようがなかったのです。そのショックか、お父さんの博さんも、3ヶ月も経たないうちに、息を引き取りました。

残された遺言を開けてビックリ! 「全財産を、妻の玲子に」と書いてあったのです。お父さんは、お母さんの玲子さんが亡くなったバタバタで、遺言を書き直す暇と気力がなかったのでした。

玲子さんは、先に亡くなっているので、この遺言は効力を生じません。

靖さんは、今、東京都の異母兄の裕司さん、福岡の異母姉の佐和さんと、遺産分割協議をしていますが、難航しています。異母姉の佐和さんときたら、「お父さんには再婚して欲しくなかった。お父さんは、すぐ再婚して、新しいお母さんをお母さんと呼べず、ずっと辛かった」と言ってなかなかまとまりません。

最初は、遠方の異母兄姉とこんなに揉めるとは思っていなかったのですが、途中から異母兄の裕司さんの奥さんや、異母姉の佐和さんのご主人が陰で糸を引いているようです。

せっかく遺言を残してくれた親父さんでしたが、「仮に、妻玲子が先に亡くなった時は、後妻の息子靖に」と書いておいてくれさえすれば・・・
この遺言、法律家に相談しながら書いておいてくれれば・・・親父!

父、博さんのご遺影を見るたびに悔しさがこみ上げる靖さんでした。


<<解決法 ~こうすれば防げたはず~>>

確かに、自筆証書遺言は、プロへの相談料も手数料もかからないため、気軽に誰でも残すことができます。

しかし、遺言は、民法で正式な要式が定められており、形式的不備、内容的不備により無効になってしまうことも少なくありません。

さらに自筆証書遺言は、誰かに預けることがないために、相続人に簡単にばれない場所に大切に保管しておかねばなりません。

相続は、いろいろな人の思惑がさまざまに働きます。ある相続人にとって嬉しいことが他の相続人にとっては面白くない、そんなことも。

従って、遺言を残す際に全てを一人で作成しようとせず、法律家の助言を得ることが必要です。

きたがわ事務所では、「全文の自筆記入」「正しい日付記入」「名前を書く」「印を押す」これら民法上の書き方の決まりチェックをはじめ、内容のチェックをサポートして参りました(他にもたくさんの落とし穴があります)。

今まで、たくさんの方の自筆証書遺言の形式的・内容的、さまざまな不備を補い、多くの方の最終的なご意思を実現して参りました。

お気軽にご相談下さい。

フリーダイヤル まあるく なかよく いい相続

遠方の方や繋がりにくい場合は、電話:052-622-1114までお願いします。
メールでのご相談は、お問合せフォームからどうぞ!